そろそろ見解も落ち着いてきたローダウンについての話です。
平成7年8月に決着のついた日米包括経済協議で、アメリカに「日本は、純正以外のパーツをつけたら車検に通らないなんて厳しすぎるよ。そんなんじゃあうちのパーツが売れないじゃないか。」と言われた事から自動車部品の規制緩和が始まりました。
それまでは、サスペンションやエアロスポイラーはおろかアルミホイールを交換してるだけで車検に通らないことが多々ありました。
しかし、平成7年11月に<自動車部品を装着した場合の構造等変更検査時における取り扱いについて>(自技第234号)というものが通達されてからは車高を下げたり上げたり、フルエアロでドレスアップしたりしても車検に通りやすくなりました。
多くの場合、ローダウンはその通達の<細部の取り扱いについて>(自技第235号)の中で指定部品の中の緩衝装置関係(コイルスプリング、ショックアブソーバー、ストラット、ストラットタワーバー)を交換して行われます。で、その指定部品を簡易な取り付け(両面テープや蝶ナットで留める)固定的取り付け(ようはボルト、ナット留めですね)で留める場合は、自動車の<長さ><幅><高さ>はどこまでも変わっても良いんです。(どこまでもと書きましたが実際には<長さ:12m、幅:2.5m、高さ:3.8m>を超えてはいけません。(保安基準第2条第1項))
では、コイルスプリングを交換して車高を落とす場合、地面とくっつくぐらい落としてもいいのかと言うとそうではないんです。
同じ時期に<自動車検査業務等実施要領の一部改正について>(自技第238号)と言う通達が出て<最低地上高>なるものが決められました。
色々ややこしい計算式や、地上高の測定の仕方が説明されてる通達ですが、要は自動車のエンジンやマフラー、ボディーと地面との間が最低<9cm>以上ないといけないということだそうです。だから皆さんもローダウンするときには、この事に気をつけて行いましょう。
しかし、この通達の測定値の判断というところで、<自由度を有するゴム製の部品>や<マッドガード、エアダムスカート、エアカットフラップ等であって樹脂製のもの>は除いて測定するということになっています。ですから、そのようなパーツは地面にくっついててもいいんです。ガリガリにこすってもOK!だから皆さんもローダウンするときには、この事に気をつけて行いましょう。
余談ですが、よく「バネが遊んでいたからおまわりさんにキップをキラレタヨ。」と言う話をききます。もちろん純正のバネをカットしているのは論外ですが、遊んでも大丈夫なバネもあります。なぜ、バネが遊んだらダメなのかと言うとバネの受け皿からはずれて事故を起こす恐れがあるからです。
ですから、遊んでもバネの受け皿から絶対はずれなければ良いんです。「絶対外れませんでした。」ということが証明できれば車検にも通ります。だから一概にバネが遊んでいるからと言ってキップを切られることはありません。
もし、そういうことになったらおまわりさんと陸運支局に行って検査官に判断してもらいましょう。「直して持ってきてね。」と言う整備命令が出るかもしれませんが、免許の点数が減ることはありません。
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