がんばれ!Nコロ
Nコロ(ホンダNV)・・・1967年の発売と同時に一大センセーションを巻き起こしたN360シリーズの最終モデル。
全長:2995mm 全幅:1295mm 全高:1340mm
エンジン:空冷直列2気筒SOHC 354cc
最高出力:36ps/9000rpm
最大トルク:3.2kgm/7000rpm
これはそんなカヨワイNコロの闘病生活の記録である。
第1話

”Nコロが突然パンパン言い出して走りが悪くなって止まってしまった!”
ある夜、オーナーからの電話があり私は現地へと引取りに向かった。
現地で車を確認したところ、この手の古い空冷エンジンにありがちな”スパークプラグ引っこ抜け”であった。
N360はオールアルミの空冷エンジンを採用しているためシリンダーヘッドが熱で収縮を繰り返し
長い年月のうちにスパークプラグのネジ山がズルズルになってしまうのである。
これは人間にたとえると”薬で散らしていたけど、とうとう虫垂炎(盲腸)になった”程度の病気で
大騒ぎするような病気ではない。
この場合も普通なら”リコイル”(ズルズルになったネジ穴に中にネジ山があるひとまわり大きいネジを入れ込む。)
という手術で簡単に治ってしまうのである。
しかし、このNコロはパワーアップの為、エンジンに若干加工がしてあり
その時に念のため”リコイル"手術はおこなっていたのだが、
なんと、その”リコイル”ごと引っこ抜けてシリンダーヘッドにポッカリ穴が開いている状態となっていたのである。
これは、”海外に半年ほど出張に行くので念のため慢性の盲腸を手術したのに再発して腹膜炎をおこして危篤です”
くらいの一大事で、Nコロは生死のハザマを漂うような緊急手術を行なうこととなった。
以下はそのときの手術の様子である。
1.シリンダーヘッド取り外し
さて、患部を取り外したはいいが臓器提供者(部品取り車)がいない為、ダメになったヘッドを修理することになりました。
はたしてNコロは生還できるのでしょうか。